株式会社エクネイクスラボラトリー - ECNEICS LABORATORY CO.,LTD

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Network Visualization Algorithm 適用による製品イメージの構造化

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自社製品の製品戦略のプランニングにおいて、消費者が知覚する製品イメージの構造を明らかにし、構造差異をヒントとして競合製品との優位性を確保するブランディングのための調査分析支援。

製品イメージの構造化を行い、構造差異をヒントとして競合製品との優位性の発見を行う

プロジェクト背景

プランニングフェーズ/デベロップメントフェーズ/ストラクチャリングフェーズ/アクセメントフェーズ

クライアントの悩み
成熟しつつある市場環境においては、本当に強い製品力をもち、かつブランドマネジメントを行なった製品しか勝ち残れないことがよく言われています。クライアントの主力製品もそのような成熟市場環境下に新製品として投入され、ブランドの強みを差別ポイントとして活かすマーケティング戦略立案が必要となっていました。そこで、効果的な戦略プランニングを行なうための調査体系と有効な分析体系を早急に構築する必要がありました。

ELBのソリューション・プランニング | 製品イメージの時系列変化データ取得のための調査設計/ネットワーク構造化アルゴリズムの適用/製品イメージ構造の視覚化と価値抽出

得られたマーケティング効果

効果1 - ブランドマネージメントにおいて、競合製品との差別化ポイントとなるコミュニケーション・コンテキストが明確となり、プランニングの質を高めることができた。 効果2 - 競合製品との製品イメージの違いを構造差異として視覚化することにより、よりわかりやすく真のイメージ競合製品を理解することができた。 効果3 - 成熟市場下において製品特徴(競合製品とのポジショニング)を明確にしながら生き残りを図り、収益を継続的得ることのできる戦略的な商品にすることができた。

主要なアウトプットと解釈例

Network Visualization Algorithm

・製品イメージのワード間の繋がりと広がりの関係をネットワーク構造として視覚化する

・製品イメージの1つのワードを「点」として表現し、どのワード間が同時にイメージされやすいのかを
 「線」によって表現し、製品のイメージを構造として理解する。

イメージのネットワーク構造 図

解釈例
ネットワーク構造で表現することのメリットは、消費者がどのような言葉のつながりとして製品を認識しているのか(コンテキスト)ということを構造として理解することができる点にあります。また、特に大きなイメージのまとまり構造どうしを結びつける「連結役」のワードはハブ機能の役割をもち、製品イメージのマネジメント上では非常に重要なものとなります。上記の製品の例では、2つの大きなイメージのコンテキストが存在しており、それぞれが製品にとってポジティブな評価イメージであった場合、連結役のワードに注目します。このイメージを更に訴求、消費者の記憶にとどめる施策によって別々のコンテキストが1つの更に大きなネットワークとなり、競合製品との大きな差別化のポイントとなることが期待できるものとなります。

●類似構造をもつ製品の抽出

・製品ごとのイメージ間の共起データを0~1の間の数値に正規化し、
 製品間距離を得ることで類似構造をもつ製品のグルーピングを行なう。

ネットワーク構造の類似度指標の計算 図 製品間の類似度を利用したクラスタ分析 図

プロジェクトワークフロー

ご提案のプロジェクト進行のイメージ

現状の課題を明確にし、既存データについて一部分析トライアルを実施しながら、ゴールイメージの共有と解析に必要なデータなどの整理を実施

分析フェーズ:

データの分析とその報告&ディスカッションにて、分析によって得られた知見の1つ1つを実務運用のための評価体系として組み立てていく作業を繰り返し実施。

導入支援フェーズ:

作成した指標の報告を通して、解釈や活用方法をディスカッションし、マネジメント指標として導入を行います。

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